産卵を控えたマダイのことを桜鯛といいます
ちょうど地上で桜の花が満開に咲き誇る頃、海の中では産卵を目前に控えたマダイがその体を美しい桜色に染めるようになります。
この桜鯛こそ、マダイのもっとも美味しい旬にあたります。
それは、産卵に備え、体の中に栄養をためこんでいるから。
冬の冷たい海をこえてきた桜鯛は、引き締まった身の中に旨みがぎゅっとつまっています。
桜鯛 おすすめメニュー
ブイヤベース
桜鯛を丸ごと一匹使った、ブイヤベースは旨味を余すことなく味わえる人気の料理の1つです。
季節により遠州灘で水揚げされる真鯛、コチ、甘鯛、金目鯛などとアサリやムール貝とお野菜を濃厚な魚介類のスープに入れ仕上げます。
仕上げに使うピリッとスパイシーなオリーブオイルもポイント。
スープには浜名湖のワタリガニや遠州灘の深海にいるザルエビ、その他季節により採れる魚介類をふんだんに使い、トマトや香味野菜、ハーブ、スパイスが入ります。
残ったスープで作るリゾット(450円)は、チーズの旨味も入り更に濃厚で複雑な味わいが楽しめます。
自然な酵母を感じる軽やかな赤ワインと合わせるのがオススメです。
桜鯛と春野菜のマリネ
地元で収穫した山菜やホワイトアスパラとハーブと一緒にマリネした桜鯛をサラダ感覚に仕立てました。
ほろ苦い春野菜に合わせてスッキリした白ワインやオレンジワインと合わせるのがオススメです。
旬で力のある食材の組み合わせをお楽しみ下さい!
chef’s profile
後藤 直樹
1981年岐阜県生まれ。
東海調理製菓専門学校を卒業後、活魚料理店、ビストロ、イタリア料理店、ワインバー、フランス料理店、野菜のプロの元での経験を経て現在、ocean bistro Twuku Twuku料理長兼ソムリエ。
ふじのくに食の都づくり仕事人。
1981年岐阜県生まれ。
東海調理製菓専門学校を卒業後、活魚料理店、ビストロ、イタリア料理店、ワインバー、フランス料理店、野菜のプロの元での経験を経て現在、ocean bistro Twuku Twuku料理長兼ソムリエ。
ふじのくに食の都づくり仕事人。