オーシャンビストロトゥクトゥクでは、舞阪漁港で活きた魚を競り落としたあと、
すぐに締めることはしません。
まずは漁港の生簀で、魚を“休ませる時間”をつくります。
ストレスを抜き、呼吸を整えることで、
魚本来のポテンシャルが最大限に引き出されるからです。
そして、魚の状態を見極めながら、
ベストなタイミングで放血神経〆を実施。
処理後すぐ、海水氷に入れ、自らの手で店まで運びます。
ただ“早く届ける”のではなく、
“いつ命を締めるか”を見極める——それが味を決めるのです。
だから、臭みがなく、旨味が濃く、食感も別物。
「これ、何が違うの?」と聞かれたとき、
その裏側にあるこだわりを、つい話したくなるのです。